5月の傾聴ワークショップも、和やかな雰囲気の中で終了しました。
今回の対話を通して浮かび上がったキーワードは、「失敗を恐れない環境」と「人生の山と谷を語り合える安心感」でした。
▼“失敗を笑わない家庭”が、チャレンジする人を育てる
ある参加者がシェアしてくれたのは、作家・北川康さんの講演で印象的だった言葉。
「チャレンジできる子どもを育てたいなら、失敗を絶対に笑わない家庭であってほしい」
「SNS始めたけどフォロワーが増えない」と笑うのではなく、
「始めてみたんだね」とその一歩を認める。
その姿勢が、子どもの“挑戦する心”を育むというお話でした。
大人になった私たちにとっても、同じことが言えるのかもしれません。
「結果」より「行動」に目を向けられる場があることの大切さを、改めて感じました。
▼悩みは誰にでもある。“喜ばせごっこ”という生き方
「人はみんな、大なり小なり悩みながら生きているよね」
そんな言葉をきっかけに、ある方が最近ハマっている朝ドラの話が広がりました。
「人生は“喜ばせごっこ”」
誰かを喜ばせると、自分もうれしくなって、また誰かを喜ばせたくなる。
この考え方が世界中に広まれば、きっと戦争もなくなるんじゃないか──
そんな平和への願いにもつながる、あたたかな対話が生まれました。
▼山も谷も“語れる場所”の存在がありがたい
仕事・キャリア・家庭・老後──
人生のどのフェーズにおいても、私たちは迷い、模索し続けています。
それぞれの山と谷を語り合えること。
過去の出来事を振り返って、自分の価値観を再確認できること。
「わかるよ」「私もそうだった」という言葉に、心がほどける瞬間がありました。
▼“自己開示しても安心”と思えることの意味
ワークの最後には、こんな気づきも共有されました。
「私は昔、“恥ずかしさ”が先に立って、自分を出せない人でした。でも…」
傾聴を学び、信頼できる仲間と出会う中で、
「自己開示しても安全なんだ」という体験を重ねた結果、
人とつながることの心地よさを知り、自分の言葉で語ることに少しずつ慣れてきた──。
この感覚が、また次の誰かの一歩を支えるのかもしれません。
▼傾聴は“心をほどく”力
話を聞いてもらえるだけで、視界が晴れることがあります。
言葉にならない気持ちに寄り添ってもらうだけで、涙がこぼれそうになることもあります。
傾聴とは、「わかるために」聞くのではなく、
「感じるために」耳を澄ませること。
その繰り返しが、信頼と成長の土台になっていく──
そんな確信が、今日の時間の中にはありました。
▼次回は6月8日(日)開催!
次回の傾聴ワークショップは【6月8日(日)】の開催です。
出入り自由・目的自由で、どんな方でもご参加いただけます。
初参加の方も、お久しぶりの方も、お気軽にどうぞ。
心の声を語れる場所で、お待ちしています。

PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
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