こんにちは、一般社団法人PENSEEの代表です。
先日、第28回キャリアコンサルタント国家試験の合格発表がありました。今回、PENSEEで実施していた対策講座(コース型・個別対応型)を受講された方々全員が見事に合格されました。
13年以上にわたって支援を続けてきた中で、全員合格は初めてのことです。講座開始当初から関わってきた私としても、とても感慨深い瞬間でした。
そして今回は、私は講座の前面には出ていません。全てはスタッフのみんなが作り上げた結果です。それが何より嬉しく、頼もしく思っています。
なぜ全員合格できたのか?──その鍵は“傾聴”にあり
私たちが一貫して伝えてきたことは、「キャリアコンサルティングにおいて最も重要なのは、“クライアントの気持ちを感じ取ること”」という姿勢です。
試験に合格できない方の多くは、今も昔もこの“寄り添う姿勢の不足”が原因であることがほとんどだと感じています。つまり、「問題にどう答えるか」よりも、「相手がどんな感情を抱いているのか、どう感じているのか」をしっかりと理解しようとする姿勢が欠けているのです。
よく「こういうケースには、どんな質問をすればいいですか?」「このクライアントには、どう助言すべきでしょうか?」といった疑問を耳にします。けれど、それってキャリアコンサルタントの本質ではないんですよね。
キャリアコンサルタントの役割とは?
キャリアコンサルタントは、「クライアントの代わりに問題を解決する存在」ではありません。あくまで、クライアントが自分の力で問題を乗り越えられるよう支援する人です。
クライアントが持ってくる相談内容というのは、本人にとってはとても深刻で複雑な問題です。だからこそ、“答え”を見つけられずにいる。それを他者が即答で解決できるわけがないんです。
では、キャリアコンサルタントは何をするのか?
それは、「クライアントと一緒に“問題の本質”を見つけにいくこと」です。
傾聴を通じて、相手の言葉に、表情に、沈黙に寄り添いながら、「本当は何に困っているのか」「何が引っかかっているのか」を一緒に探っていく。それが私たちの仕事です。
私たちの講座が大切にしてきたこと
PENSEEの講座では、どんな時代も“傾聴”がすべての出発点です。
どんなに試験制度が変わっても、テキストが変わっても、変わらないのはこの姿勢です。
だからこそ、私たちは奇をてらったテクニックや解答例を並べるのではなく、“本質的に傾聴できるようになる”ことを最優先に講座を設計してきました。そして今回、その積み重ねが「100%合格」という形で実を結んだのだと感じています。
今、試験に向けて悩んでいる方、もしくは一度挑戦してうまくいかなかった方、ぜひ「もう一度“聴くこと”に立ち返る」ことを意識してみてください。
傾聴の力を、あなたの手に
現在、PENSEEでは第29回試験に向けた対策講座の準備を進めています。
- 「傾聴が大事とは聞くけど、実際どうやるの?」
- 「模擬面談で何が正解かわからなくなる」
- 「指摘されるけど、自分で改善の仕方が見えない」
そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、私たちの講座に触れてみてください。
下記に対策講座の詳細ページ(LP)のリンクを貼っておきますので、関心のある方はぜひご覧ください。
スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。そして、受講生の皆さん、本当におめでとうございます。

PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
この理念に賛同いただけるキャリアコンサルタント・カウンセラーの方々と共に協働していくため、「PENSEE俱楽部」という会員制度を設けております。詳しくはこちらをご覧ください。(https://x.gd/Uz1nF)
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