キャリアカウンセリングとは 自分らしい生き方を支援する “キャリアカウンセリング”と聞いてどんなイメージを持たれますか?学生の就職活動支援、求職者や転職希望者への就職斡旋・指導、というイメージが強いかもしれません。もちろんこれらも一部ではありますが、本当のキャリアカウンセリングはそれだけにとどまりません。“キャリア”とは“人生そのもの”。本当のキャリアカウンセリングとは、その人が“自分らしい人生”を生きることをサポートする専門支援活動です。悩みや問題の「答え」を提示、助言するのではなく、確かなカウンセリングスキルを用いて、相談者が自分自身で「答え」を出す手助けをし、その人らしい人生を送るサポートをする専門家。働き方や生き方に悩んだとき、そばに寄り添い、輝いた人生への一歩を踏み出す支援をしてくれる。それが本当の“キャリアカウンセラー”です。 変化と多様性の時代、輝いた人生を送るために 変化が激しく、労働観や幸福観が多様化し、一人一人固有の自分らしい生き方を求められている現代社会。専門スキルに基づき、一人一人に寄り添いながらその人の気持ちを受けとめ、共に“自分らしい生き方”の実現をサポートする“キャリアカウンセリング”の重要性が謳われています。教育機関をはじめとして、行政機関や一般企業でもその活動、キャリアカウンセラーの活躍に注目が集まっています。 キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの違いって? ほぼ同義です。日本においては「カウンセリング」という用語に関して心理療法のイメージが強いことから「キャリアコンサルティング」の呼称が使われはじめ、現在でも併用が続いています。平成28年にキャリアコンサルタントが国家資格化され、以降はキャリアコンサルテントが一般的になりましたが、パンセでは国家資格化前からカウンセリングマインドがキャリアコンサルティングにおいても大切なポイントであることを重要視しており、現在でも「キャリアカウンセラー」の呼称を大切にしています。 キャリアカウンセラーの活躍現場 現在では下記のようなキャリアカウンセラーが活躍されています。就労支援機関(ハローワーク等)人材ビジネス会社(人材派遣・紹介業)大学など教育機関のキャリア支援室企業内でのキャリア支援部門 キャリアカウンセラーになるには(資格) キャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)資格は、平成28年に国家資格化され、名称独占資格になりました。キャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)になるためにはキャリアコンサルティング協議会・日本キャリア開発協会の2団体が行っているキャリアコンサルタント試験に合格する必要があります。また、国家資格キャリアコンサルタントの上位検定の位置づけとして国家資格前から存在する国家検定「キャリアコンサルティング技能検定」があります。PENSEEでは、国家資格キャリアコンサルタント試験の面接試験対策と、国家検定である1級、2級キャリア・コンサルティング技能士の実技試験(論述・面接)対策講座を開催しています。国家資格キャリアコンサルタント(標準レベルキャリアコンサルタント)キャリアコンサルティング協議会・日本キャリア開発協会の2団体がキャリアコンサルタント試験(学科、実技)を行っています。受験するためには厚生労働大臣が認定する養成講習を受講することが一般的です。国家検定(指導レベル・熟練レベルキャリアコンサルタント)キャリア・コンサルティング技能士(1級・2級)があり、実務経験などの規定の要件を満たした方が受験資格を得られます。学科試験と実技試験(論述・面接)があります。