3月の実践勉強会は、「自分のカウンセリングスタイルを見つけよう!」がテーマで、ロールプレイ検討会を実施しています。同じクライエントの同じ事例に対し、毎週、異なるパンセスタッフが代表ロープレのカウンセラーを担当し、ロールプレイを進行します。その後、参加者はそのカウンセリングを見ての気づきや学びを共有して、「自分なら、このやり方がいいかな・・・」「あのカウンセラーのスタイルが自分にはしっくりくる。」など、自分のカウンセリングスタイルや目標を見つけていって欲しいと考えて企画しました。
つまり、この勉強会の目的は下記の3点です。
① 様々なカウンセリングスタイルを見て、様々なスタイルがあることを知る。
② 自分のスタイルを鑑みて、モデルとなるカウンセリングスタイルを見つける。
③ 自分と異なるカウンセリングスタイルを見て、自分の引き出しの幅を拡げる。
一般にカウンセリングと言っても、カウンセリングスタイルはカウンセラーによって多種多様です。特定の技法にこだわるカウンセラーもいれば、様々な技法を組み合わせているカウンセラーもいます。PENSEEは特別な技法に拘っていません。肝となるのはキャリアカウンセリングの基本姿勢である“傾聴のかかわり”との信念の基、此までの10年間活動してきました。唯一の正解カウンセリングはありません。それぞれに、試行錯誤の実践と学び続ける中で、自分のカウンセリングスタイルを構築し、磨いていきましょう。
第一週はPENSEEスタッフのWさんがカウンセラーを担当。クライエントの話しを積極的関心で傾聴しながら、率直に質問も投げかける。カウンセラーの感情も伝わって来る様な、素直でオープンなカウンセリングスタイルでした。私はカウンセラーのオープンさ、率直さが、クライエントに伝播して素直な反応を引き出している所が一番の気づきであり、新鮮な学びでした。「今の私には無いスタイル・・・ 出来ないな・・・」という意識が強いのですが、一方では「良いな・・・」という感情があるのも事実でした。私の中の何が、この素直なカウンセリングスタイルを阻んでいるのかについて、じっくり内省してみようと考えています。本当に勉強になります!!
第二週は同じくPENSEEスタッフのF氏がカウンセラーを担当。復唱と伝え返しを使いながらじっくりと丁寧に傾聴しながらも、クライエントの拘りの部分に止まって理由を深く、経験に遡って問いかけていく。「経験代謝のサイクル」を意識したカウンセリングスタイルでした。時間が30分と短いこともあり、経験の再現と意味の出現の途中で終了となりましたが、これが意味の実現にどう結びついていくのかを拝見したいと思いました。クライエントが内省し、カウンセラーが理解しようと内省する時間が多いカウンセリングでした。私自身、「経験代謝」を学びながらも実践で試行錯誤した経験が殆ど無く、学び直しと自らの挑戦を課題にしようと思えた時間でした。Fさん、感謝です!!
本勉強会は毎週火曜日の21:00〜22:00の時間帯で、オンライン・ZOOMにて実施しております。
キャリアコンサルタントやカウンセラーの資格が無い方のご参加も大歓迎です。
「傾聴」にご興味・ご関心のある方はぜひご参加ください。
参加をご希望の方はお問い合わせ、お申し込みフォームよりご連絡ください。