一般社団法人PENSEE-パンセ-

【PENSEE活動レポート】≪8月 第4・5週 キャリアカウンセリング実践勉強会【リレーカウンセリング】≫

 残暑が厳しい日が続きますが、朝早くと夜には虫の音が聞こえています。ほんの少し秋を感じて、嬉しくなっている私です。
8月後半の実戦勉強会は、第3週15日をお休みとして、前半の継続で「リレーカウンセリング」を実施しました。後半も継続実施を希望する声があり、3回目を22日、4回目を29日にそれぞれ19名の参加者で学びを深めることができました。
やり方は、前回と同じで5名のカウンセラーが1人のクライエントに対して4~5分程のやり取りを受けて、次々に交替するリレー形式で約20~25分のカウンセリングを実施。カウンセラー役の再登場の方は、前回とは違う順番に挑戦です。その後、全員で学びや気づきを共有しました。3~4回目で特に感じたのは、カウンセラーとして実践された方は勿論ですが、オブザーバーとして参加された方々もとても深い気づきや学びをされるという点です。カウンセリング全体を俯瞰する力の重要性と共に、自分自身の視点と比較しながら、多様な気づきや学びを得ておられることが印象に残った振り返りセッションでした。
 今回のライブの相談テーマは、4週と5週では状況や設定は異なっているのですが、共通点がありました。 それは、クライエント自身が悩みとまでは思っていない、「明確に言葉には表現できないモヤモヤ」を話し、それをカウンセラーが丁寧に寄り添って傾聴したプロセスだったという点です。373049573_801065255153160_6276121908073518268_n 374648343_801065155153170_5844554523627845231_n

第4週はPENSEEスタッフFさんが、5週は同じくスタッフOさんがクライエント役を担当しました。いずれもライブで、現在の自分の仕事や人生のあり方についての微妙な違和感、自分でも上手く言葉にできない心情を話しました。カウンセリングは5人目の最後を担当する方まで、クライエントの内面をイメージしながら丁寧に傾聴し、問いかけてのやり取りでした。クライエント自身の自己理解が進むように、5人のカウンセラーがそれぞれに深ぼりしたい言葉や出来事に注目してのカウンセリング。クライエントの自己理解が多面的に深まるプロセスを見ることが出来ました。
人生には悩み・問題とまでは思っていないけれど、何か引っ掛かっている、モヤモヤしたような気分の時はたびたびあるような気がします。そんな時、しっかり寄り添って傾聴してもらう事により、クライエント自身が自分にしっかり向き合うことが出来る。それも傾聴の魂を持った多様な人(カウンセラー)に聴いてもらえると、より効果的であり、それが実りある次のステップにいくポイントではないでしょうか・・・
ウイリアム・ブリッジズ著 「トランジション」の内容を思い起こしながら、キャリアカウンセリングの存在意義と重要性を再確認したリレーカウセリングでした。
9月は久しぶりに少人数グループのトレーニングを行います。3~5人のグループに分かれ、それぞれ課題に感じられていること、もっとスキルアップしたいこと等、グループごとにテーマを設けてのトレーニングを予定しています。グループは毎回固定で実施しますので、なるべく4回参加してもらえると有難いです。勿論、都合で無理な場合もありますので、それもOKです。多くのご参加をお待ちしています。
会員様の参加は無料。ご友人の体験参加は初回無料です。是非ご友人をご紹介ください。 

本勉強会は、毎週火曜日21時~22時、Zoomで実施しています。

キャリアコンサルタントやカウンセラーの資格がない方のご参加も大歓迎です。

「傾聴」にご興味、ご関心のある方はぜひご参加ください。

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