一般社団法人PENSEE-パンセ-

パンセ副代表の菅です

 

傾聴とは、カウンセリング特有のものではありません。ビジネスシーンはもとより、日常のコミュニケーションにおいても基本となる人と人とのかかわり、誰もが本来持っているお互いを尊重し合い認め合う「心」です。

PENSEEは、“傾聴の心”を高め拡げていくことが「全ての人が元気に輝いて生きることが出来る社会」への指針にもなると考え活動しています。

私もその考えに共鳴し、PENSEEに参加していますが、そんな私を後押しし、勇気づけてくれる本に出会いました。それは、ケイト・マーフィ著「LISTEN―知性豊かで創造力がある人になれる」という本です。

ここには、傾聴を学ぶ者として共感し考えさせられるエピソードや言葉が数多くあるのですが、「ワークショップ~人生を聴く~」を思う時、一番響いたのが次の一説です。

 

  • よく“聴く”とは、相手の頭と心の中で何が起きているかをわかろうとすること。そして「あなたを気にかけているよ」と行動で示すことです。自分の考え、感情、意図を持ったひとりの人として理解され、価値あるものとして大切にされるーそれこそが、私たち誰もが切望することです。

 

今月のワークショップは、会員N氏の人生を傾聴し、参加者全員でダイアローグを進めました。会社員として大学を卒業後、現在勤務されている企業に営業職として入社。来年3月で定年を迎えるこれまでのキャリアの変遷について、家族関係について、その時々のエポックメイキングな出来事を、その事実の内容そのものよりは、その時のご自分の感情や思いを語って下さいました。2時間ほどの参加者全員での「ダイアローグ」(対話)は、あっという間に過ぎた感がありました。

 

N氏の出来るだけ率直に伝えようとする姿勢と、彼の人生を理解しようとする参加者の相互が生み出す、優しさと集中力に満ちた心地よい時間でした。

私は、自分の状況と気持ちを客観的に、率直に語るN氏のとても柔らかな表情と静かな語り口に、清々しい強さを感じていました。と同時に、自らにそのしなやかで柔らかい強さがあるのかと、問いかけつつ・・・

 

次回のゲストはI氏、大学卒業後、IT企業等の人事を複数社経験。キャリコン取得後、社内の社員だけで無く、学生支援等にも積極的に参加し、広くキャリアカウンセリングを実践されています。常に現状を客観的に捉え、問題意識を持っておられる、ある意味では悩みが尽きない50代男性です。人生の転機、キャリコンとの出会いも含めて、現在と今後についての思いをしっかりお聴きし、語っていただきます。

 

傾聴力全開でお聴きください。皆さんも是非、参加して自分自身との対話も体感されませんか…

 

10月度の「傾聴ワークショップ」は、第二日曜日の10月

10日15時~17時30分です。いつもの午前中の開催時間とは異なりますのでご注意ください!

関心がある方は、是非とも気軽に問い合わせてください。

 

参加者それぞれに、新しい学びと発見がある「傾聴ワークショップ」です。参加者全員で、傾聴の奥深さを実感し、自身の学びや気づきになる場を創り上げたいと思っています。

全国各地からの参加者があると嬉しいです!飛び込み参加も大歓迎です。参加をご希望の方はお問い合わせ、お申し込みフォームよりご連絡ください。

 

https://www.facebook.com/events/261931181961001

 

傾聴ワークショップ オンライン開催

【10月度のご案内】

10月も引き続きオンラインで開催いたします!

1.日時:10月10日(日)  15:00〜17:30

2.タイムスケジュール:

15:00〜17:30 「会員さんの人生を聞いてみよう!」

会員I氏の話を聴きながら、グループ対話(ダイアローグ)を行います。

様々なフィールドで活躍されている会員さんのことを知ると共に、

相手の気持ち経験を感じながら問いかけや伝え返しを行い、傾聴力を磨きます。