一般社団法人PENSEE-パンセ-

▼【実践勉強会レポート】継続カウンセリング2週目:深めるために必要なこととは?

こんにちは、PENSEEの実践勉強会についての振り返りです。

3月は「継続カウンセリング」をテーマに3週連続の演習を行ってきました。今回はその2週目。参加者は3つのブレイクアウトルームに分かれ、それぞれの視点からフィードバックと気づきを共有しました。

▼【ルーム1】焦点が見えにくい…その背景とは?

ルーム1では、全体的に「寄り添う姿勢は感じたが、話が深まっていかなかった」との感想が共有されました。カウンセラー側の「方向性が定まっていなかったのでは?」という声や、「クライアントの本当の思いに届かなかったのでは?」という視点が印象的です。

特に「冒頭の雑談の中にこそ本音が隠れていたのでは?」という指摘は、対話の入り口の大切さを改めて考えさせられるものでした。

▼【ルーム2】“聞きたいこと”が“聞くべきこと”にすり替わるとき

ルーム2では「インタビューのように感じられた」というフィードバックが出ました。質問が多く、共感や要約が少なめだったため、「気持ちに寄り添えていたか?」という問いが浮かびました。

話題の中心となった「豊岡での仕事」にフォーカスを当てたのは、前回の面談で聞けなかった“積み残し”を取り戻そうとした意図があったとのこと。ただし、「何を聞くか」よりも「なぜそれを聞くのか」「相手が今話したいことは何か」を大切にしたい——そんな学びがにじむ内容でした。

▼【ルーム3】共感の一言が、展開を変えるかもしれない

ルーム3では「一生懸命聞いていた印象」「丁寧だった」という好意的な意見が多く聞かれました。一方で、「冒頭のうれしい出来事にもう少し共感があってもよかったのでは」という振り返りも。

前回話されていた「オンラインが怖い」というテーマと、今回の「人とつながれて嬉しい」という発言をつなげて捉えられていたら、もっと自然な流れで“問題の本質”に迫れたかもしれません。カウンセラーとクライアントが「同じ景色を見ているか」は、やはり大切な問いです。

▼【講師コメント】“聞くべきこと”より、“今ここ”の声に耳をすませて

今回、講師からのフィードバックで印象的だったのは以下の言葉でした。

「クライアントの言葉よりも、その言葉になる前の“気持ち”や“状態”にこそ耳を澄ませよう。」

また、「過去の面談内容に縛られすぎず、“今ここ”を大切にすること」や、「メモに意識を向けるより、目の前のクライアントに集中すること」など、実践的なヒントも数多くいただきました。

継続カウンセリングに正解はありません。3回でまとまる人もいれば、10回以上かかる人もいます。「聞けなかったことを補う」のではなく、「今、話されていることの背景にある感情に目を向ける」ことが、次の一歩を照らすのだと学びました。

▼【まとめ】“技法”の前に、“ひとりの人間として”

今回の学びの本質は、「技法」や「ステップ」を越えたところにあるのかもしれません。

「何を聞くか」よりも「相手が何を話したがっているのか」
「記録」よりも「感情」
「正しさ」よりも「共感」

そんな“人としての在り方”が、キャリアカウンセリングをより豊かにしていくのだと感じた2週目でした。

次回はいよいよ最終回。3週目のカウンセリングでどんな変化が生まれるのか、またご報告させていただきます。

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