今週は、グループディスカッションの指導練習をテーマに行いました。
各グループで実際に2分間のフィードバックを行い、その内容を全体で共有しました。
▼学びと気づきのポイント
1. フィードバックの難しさ
2分間で個別と全体の両方を伝えるのは大きなチャレンジ。
「もっと褒めたいけど時間が足りない」「要点をどう絞るか迷う」といった声が多く聞かれました。
特に言葉を一文に詰め込むと印象が弱まりやすく、一文一文を区切って伝える工夫の必要性が確認されました。
2. 採用視点と指導視点の違い
GDは企業の採用時に活用されることが多いですが、今回は「学生にどう指導するか」という観点が大切だという話がありました。
「企業ならどう見るか」という目線は持ちつつ、学生が力を発揮できるように導く指導者としての関わりが必要です。
3. フィードバックの伝え方
「ここがダメだった」と否定するよりも、
「ここを伸ばせばもっと良くなる」という前向きな伝え方が効果的。
学生が「次も頑張ろう」と思える声かけが、成長に繋がると再確認しました。
4. グループディスカッション指導における視点の多様性
「役割の取り方を見る」「コンスタントに発言できているかを評価する」など、見るポイントは人によって様々。
それぞれの観点からのフィードバックを聞けるのも、この研究会の大きな価値となっています。
5. 実践現場での工夫
実際の学生指導では、個別に掘り下げるよりも「全体に共通する改善点」を伝える場面も多い。
背景やパーソナリティを踏まえながら、学生に合ったアドバイスをする工夫が求められます。
▼まとめ
今回の研究会では、「短時間で伝える力」と「前向きな伝え方」の重要性が改めて共有されました。グループディスカッションの指導は、単なる評価ではなく、学生の可能性を引き出すサポートの場。
今後も、こうした実践練習を通じて、指導者自身がカウンセリングスキルを磨きながら、学生にとってよりよい学びの場を作っていきたいと思います。

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