一般社団法人PENSEE-パンセ-

▼LGBTQ支援と“つながり”を考える月初の対話会

7月最初の実践勉強会は、恒例の“月初の対話会”。今回は2つのルームに分かれての開催となりました。

ひとつは【LGBTQのキャリア支援】をテーマにしたルーム。もうひとつは自由に語り合うフリールームです。この記事では、それぞれの対話の様子を振り返りながら、参加者たちが感じたこと・気づいたことを共有していきます。

▼フリールーム:音楽と人生、キャリアの重なり

フリールームでは、自然な自己紹介から共通の趣味へと話題が広がりました。特に「音楽」が共通のキーワードになり、洋楽やジャズの話題で大いに盛り上がるひと幕も。

参加者同士が、仕事だけでなく人生の楽しみや背景を語り合う中で、「キャリアとは何か」「自分らしさって何だろう?」という問いが、穏やかに、でも確かに立ち上がってくる時間となりました。

「バンド活動があってこその今がある」「年に一度、趣味としてステージに立つ日が生きがいになっている」――そんな話から見えてきたのは、“キャリコン”という専門性の背後にある“生き方”そのもの。

対話を通じて「人となり」を知る。その温かさと信頼感が、支援にもつながっていく。そんな感触が残る時間でした。

▼テーマルーム:LGBTQのキャリア支援をどう捉えるか

テーマルームでは、「LGBTQの方々を支援するには、どのような視点が必要か?」を軸に多様な意見交換が行われました。

印象的だったのは、「特別なこととして捉えるのではなく、難しい事例の一つとして向き合う姿勢が大切では」という声。性的マイノリティに限らず、“自己を肯定しづらい人”への支援の難しさは共通しています。

また、「自己開示しているかどうかで、支援者側の対応も変わってくる」「どこまで踏み込んで聞いていいのか迷う」といった現場ならではの悩みも共有されました。

ある参加者は「理解している“つもり”ではなく、自分自身の未熟さを見つめ直す機会になった」と語っていました。

▼“支援者として学び続ける”ということ

対話の中で繰り返し浮かび上がってきたのは、「自分に関係ないと思わず、広く浅くでも知っておくことの大切さ」です。

「資格や研修での学びが、安心感につながることもある」との体験談も共有され、知識の“深さ”だけでなく、“関心を持つ姿勢”そのものが支援につながることを実感できる場となりました。

▼パンセの歴史と原点を伝える大切さ

この日の対話を通じて、「パンセってどんな想いで始まった団体なんですか?」という素朴な質問が投げかけられました。

長年続いてきた活動ですが、「そもそもの始まり」「なぜこの学びの場があるのか」は、意外と伝わっていないことも多い。

参加者からは「志や背景をもっと発信してほしい」「その原点を知ることで、より深く共感できる」という声もあり、パンセの成り立ちや思いを発信する必要性が再認識された時間でもありました。

▼おわりに:安心して話せる場が生まれること

専門性の高い議論も、共通の趣味の話も、そこに“安心して話せる空気”があれば、すべてが学びになる。

そんなことを実感した7月第1週の対話会でした。

次回の対話会も、どんなテーマが出るのか今から楽しみです。

引き続き、自由で深い学びの場をみなさんと一緒に育てていきましょう。

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