先日、一般社団法人エルクリエイト様が主催する「ママのための！HIRAKATAおしごとフェア」に、パンセとしてキャリア相談ブースを出展いたしました。
エルクリエイト様とのご縁
主催のエルクリエイト様は、「子どもとの時間もキャリアもあきらめない！わたしらしく働く！」を掲げ、枚方市を拠点にフリーランスコミュニティの運営や起業相談など、お母様たちが一歩踏み出すための場を提供されている団体です。
弊社代表の松尾が以前、同団体にて「志」をテーマにした勉強会の講師を務めさせていただいたご縁もあり、今回、同じ枚方市を基盤とするパートナーとして出展の機会をいただきました。
相談ブースで伺った「リアルな迷い」
当日は、産後の働き方や家庭との両立に悩まれている多くの方がブースを訪ねてくださいました。来場者の中には、すでに在宅ワークを始めている方やフリーランスの方も多く、非常に意欲的な姿勢が印象的でした。
特にお話を伺う中で多かったのが、「家庭を優先し、子どもとの時間を大切にしたい。そのためにフリーランスという道を選びたいが、自分に何ができるかわからない」という切実な迷いです。
しかしながら、ご自身の働き方に迷っていると話される一方で、今後のキャリアを見据えて資格の勉強をされているなど、行動力のあるママが多く、その前向きな姿勢に私たちも大きな刺激を受けました。
「子どもの体調不良時に職場へ謝りながら欠勤連絡をするのが精神的に辛い」「通勤時間を考えると家事が回らず、心に余裕がなくなる」といった声は、現代の日本社会が抱える課題そのものだと感じました。社会全体では「働き方改革」が叫ばれていますが、育児を担う当事者の視点に立つと、まだ多くの壁が存在しているのが現実です。
どちらが正解かではなく「どちらが納得できるか」
キャリア相談を進める中で私たちが大切にしているのは、安易に「フリーランスがおすすめですよ」や「会社員の方が安定していますよ」と結論を急がないことです。
企業に所属して働くことには、チームでの達成感や福利厚生といった安定感があります。一方でフリーランスには、時間や場所を自分でコントロールできる自由がありますが、同時にすべての責任を一人で負う厳しさもあります。
どちらの道にもメリットとデメリットがあり、大切なのは「どちらが優れているか」ではなく、「どちらがその方の今のライフステージと価値観に合っているか」です。キャリアコンサルタントは答えを出す立場ではなく、相談者様の中にある想いを整理し、ご本人が自信を持って次の一歩を踏み出せるよう「納得感」を醸成するお手伝いをする存在でありたいと考えています。
パンセとしての想いと今後の展望
今回のフェアを通じて、枚方市周辺には「自分らしく働きたい」と願う力強いエネルギーを持った女性がたくさんいらっしゃることを再確認しました。
私たちパンセは、これからも地域の皆様との繋がりを大切にし、キャリアに悩むすべての方が、自身の「志」を軸に歩んでいけるよう支援を続けてまいります。相談ブースにお越しいただいた皆様、そして素晴らしい機会をくださったエルクリエイト様、本当にありがとうございました。
PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
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