一般社団法人PENSEE-パンセ-

【PENSEE活動レポート】キャリアカウンセリング実践勉強会 2024年5月2週目

【キャリアコンサルタント実践勉強会 – クライアントの問題を的確に捉える「見立て」の重要性】

先日のキャリアコンサルタント実践勉強会では、カウンセリングにおける重要なスキルである「見立て」の練習を行いました。「見立て」とは、クライアントの表面的な発言から本質的な問題や課題を捉えることを指します。

冒頭、主催者から「見立て」の意味と重要性が改めて説明されました。クライアントの「来談目的」と「本質的な問題(首座)」は必ずしも一致しないため、丁寧な傾聴を通じて本質を掴むことが大切だと強調されました。深く掘り下げないと、後に支障が出る可能性があるとの指摘もありました。

その後、参加者5つのグループに分かれ、ロールプレイを交えた「見立て」の練習が行われました。クライアントを1人、残り3人がカウンセラーとなり、クライアントの発言を基に本質的な問題を見立てていきました。

各グループで活発な議論が交わされ、多様な「見立て」が提示されました。例えば、あるルームでは「転職市場の情報不足」「家族とのコミュニケーション不足」など具体的な指摘がなされました。別の部屋では、表面的な発言の裏側にある「会社への不満」「中長期的なキャリアプラン不足」などの問題が提起されていました。

クライアントを務めた方は「焦りすぎて、クライアントの気持ちをもっと聞くべきだった」と反省されていました。主催者も「(クライアントの)迷っている気持ちや不安な気持ちをもっと聞くべきだった」と同意しました。「見立て」を立てるためには、丁寧な「傾聴」が何よりも重要だと参加者一同が実感したようです。

初参加の方は「自分の視点だけでは気づけない点が、他の人の意見で発見できた」と実践の場の有用性を語っていました。このように、多様な視点から検討を重ねることで、よりよい「見立て」が可能となるのです。

主催者は「来談目的の時点で見立てを立てることもできるが、それでは後々支障が出る」と指摘しました。クライアントと目標を共有し、行動に移す上で、深い「見立て」が欠かせません。よりよいキャリアコンサルティングを行うためには、この「見立て」の力が鍵となるのです。

次回は、別の事例を使った「見立て」の練習を予定していく予定です。今回の学びを生かしながら、参加者一人ひとりのスキルアップを図っていきます。検討を重ね、切磋琢磨することで、実践力の高いキャリアコンサルタントを目指していきましょう。

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