こんにちは、一般社団法人PENSEEの代表松尾です。
3月20日頃に「1級・2級キャリアコンサルティング技能士」試験の合格発表がありました。PENSEEでは、1級・2級技能士向けの対策講座を開講しており、今回も受講者の方々から「合格しました!」という嬉しい報告を多数いただきました。
特に1級は、合格率が5%前後と非常に難易度の高い試験です。そんな中で、PENSEEの講座を受講された方から合格の報告を受けたことは、私たちにとっても大きな喜びとなりました。
技能士資格の現実と、それでも学ぶ意味
キャリアコンサルティング技能士の資格は、国家検定として位置づけられており、国家資格キャリアコンサルタントの上位にあたります。しかし、現実には「この資格を持っているから仕事が増える」「報酬が上がる」といった直接的なメリットはほとんどありません。
特に2級に関しては、「取得しても条件面ではあまり変わらない」という声も多くあります。業界全体で見ても、必須条件とされる場面は限られているのが現状です。
それでも、私はこの資格の学びには非常に大きな価値があると考えています。
学ぶことがもたらす「自分の軸」の形成
技能士試験に挑む過程で学ぶこと──それは、単に試験に合格するためのテクニックだけではありません。
例えば、国家資格を取得したものの、現場で「本当にこれでいいのだろうか?」と迷いを抱えている方にとって、2級・1級に向けた学びは、カウンセラーとしての自分の在り方や、支援スタイルの軸を明確にする大きな機会となります。
特に体系的にキャリアコンサルティングの技法を学ぶことは、自身のスキルを深めるうえでとても重要です。
また、試験で取り上げられる「システム的アプローチ」のような手法についても、表面的な理解ではなく、誤解なく深く学び直すことで、現場での対応力が大きく変わってきます。
合格はスタートラインにすぎない
今回合格された方々には、心から「おめでとうございます」とお伝えしたいと思います。そして、ぜひ学びの成果を現場で活かし、より良い支援につなげていただきたいと願っています。
一方で、今回惜しくも合格に至らなかった方々に対しても、私はこう伝えたいです。
「合格はゴールではありません。そこへ向かって学び続けた時間こそが、これからのあなたの力になります。」
試験に挑んだことで得た知識、気づき、自分との向き合い。それらは必ず、今後のキャリア支援の中で大きな意味を持つはずです。
PENSEEでは、これからも単なる資格取得支援にとどまらず、「キャリアコンサルタントとしてどう在るか」を考え、成長し続ける皆さんをサポートしていきます。
改めまして、合格された皆様、本当におめでとうございます。そして、これからも共に歩んでいけることを楽しみにしております。

PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
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