こんにちは、PENSEE代表の松尾です。
今回は、先日終了した「キャリアカウンセリング実践勉強会・アドバンスコース」について、振り返りとご報告を兼ねたコラムをお届けします。
このアドバンスコースは、毎週火曜日に開催している実践勉強会の発展版として、さらに深く学びたいという方向けに開催した少人数制の特別講座です。2ヶ月間、全9回にわたって、僕自身が講師となって行いました。
▼それぞれの「自分らしいスタイル」を模索する2ヶ月
参加された方々は、火曜日の勉強会にも継続して参加してくださっていた、学びの意欲が高い方ばかり。もっと深く知りたい、もっと対話を重ねたい、そんな熱量を感じる方々と一緒に2ヶ月間を過ごしました。
この講座で改めて強く感じたのは、
「その人自身のカウンセリングスタイルを見つけることの大切さ」
です。
人それぞれにパーソナリティがあり、得意不得意があり、感じ方があります。
ある人は「寄り添い」がとても得意。でも、クライアントの問題解決に深く入っていくことが難しい。
逆に、問題解決への道筋は示せるけれど、気持ちへの共感が弱くて、信頼関係が築きづらい。
それぞれに違いがあり、どちらが正しいという話ではありません。
僕自身が指導者として意識していたのは、
「理想像を押し付けるのではなく、その人ならではのスタイルを一緒に探すこと」
でした。
▼自分の得意と向いている方向性のミスマッチ
なかには「未来志向で前向きな関わりが得意」なのに、過去を掘り下げることが“正しいカウンセリング”だと思い込んでいた方も。
でも、カウンセリングにはさまざまな“流派”があります。
過去を深く掘り下げるタイプの関わりもあれば、未来を一緒に見つめていくスタイルもある。
そのミスマッチに気づき、自分の強みを活かせるスタイルに出会うことで、急速に変化していく姿が印象的でした。
▼他の人から学ぶことで加速する成長
このアドバンスコースでは、他の参加者の実践を観察し、フィードバックをし合う場面も多く取り入れました。
それによって、自分では気づけなかった思考パターンや癖、そして強みに気づける機会が多く生まれました。
特に初心者の方は、最初は不安そうだったのが、回を重ねるごとに、まるで別人のように表情が変わっていったのが印象的です。
▼実践現場での変化も続々
講座では毎週の振り返りの時間も設け、受講者それぞれが「日常の中で起きた変化」を共有してくれました。
たとえば、
面談中に新しい技法を試してみたら、信頼関係が深まった
何気ない一言の受け止め方が変わったことで、部下との関係が改善した
傾聴姿勢を意識するだけで、相手の反応が変わった
といった具体的な変化が、次々と報告されました。
このように、単なる「知識の習得」にとどまらず、
「実践の中で、行動と心が変わっていくプロセス」
こそが、PENSEEの学びの本質であると、あらためて感じました。
▼今後の開催予定について
このアドバンスコースは、今後も定期的に開催していく予定です。
ただ、90分の予定が毎回3時間近くになるほどの濃密な時間だったため、今後は「2時間コース」でご案内できればと考えています。
現在は少しお休み期間をいただいておりますが、再開時には PENSEE公式LINE にてご案内いたします。
▼興味を持ってくださった方へ
「もっと自分らしいカウンセリングをしたい」
「一歩先の実践力を身につけたい」
「自分の強みを活かした関わり方を見つけたい」
そんな思いをお持ちの方は、ぜひPENSEE公式LINEにご登録ください。次回開催の案内は、LINEでいち早くお届けいたします。
以上、アドバンスコースのご報告と、今後への思いでした。
引き続き、一人ひとりが「自分らしい関わり方」を見つけられる場を、丁寧に作っていきたいと思います。
PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
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