2026年最初のキャリアカウンセリング実践勉強会は、「自己一致」をテーマにした対話回となりました。
深いテーマだったこともあり、「あっという間だった」「もう一度やりたい」という声が各ルームから上がるほど、密度の濃い時間となりました。
今回は全ルーム共通テーマ。
それぞれの感じ方や言葉の違いを持ち寄りながら、「自己一致とは何か」を探っていきました。
▼ 一致は“説明するもの”というより“感じ取るもの”
最初に多く出てきたのは、「自己一致って、説明しようとすると難しい」という感覚でした。
「何となく分かっているつもりだったけれど、言葉にしようとすると混乱する」
「一致って何と何を一致させるんだろう、と改めて考えた」
そんな中で印象的だったのが、
クライアントに集中しながら、同時に自分自身も客観視している状態
という表現でした。
「目の前の相手に向き合いながら、自分を一歩引いて見ている感覚」
「両輪を回しているようなイメージが、すごく腑に落ちた」
一致を“理論”ではなく“状態”として捉える視点が、参加者の理解を少しずつ深めていきました。
▼ モヤモヤ・イライラは、自己一致のサイン?
別のルームでは、「感情」に焦点が当たりました。
「一致していないときって、どこかモヤモヤする」
「逆に、自己一致しているときはイライラしない気がする」
中には、
「クライアントの話を聞いていて、イライラしたことがほとんどない」
「むしろ、想定外の反応が来ると楽しくなる」
という声もあり、自分自身の反応を見つめ直すきっかけになっていました。
自己一致は、
“正しく聴けているか”よりも、“自分の内側で何が起きているか”に気づくこと
なのかもしれない。そんな示唆が共有されていました。
▼ 分かったふりをしない、という誠実さ
「分かったつもりで聴いてしまう自分」に気づいた、という声もありました。
「違和感があっても、分かっているふりをして共感してしまう」
「でも、それも自己一致なのでは、と言われてハッとした」
また、仕事や家族関係の話にも広がり、
「利害が絡むときこそ、自己一致は難しい」
「感情が先走る家族相手だと、自己一致できているのか分からなくなる」
といったリアルな問いが投げかけられました。
その中で共通して出てきたのが、
“本音で関わろうとする姿勢”そのものが自己一致ではないか
という感覚でした。
▼ カウンセリングだけでなく、日常すべてにつながるテーマ
今回の対話では、自己一致を「カウンセリング場面」に限定せず、
仕事・家族・人間関係全般へと広げて考える流れが自然に生まれていました。
「本音で付き合えている関係ほど、長続きしている」
「その場ではうまくいかなくても、誠実さは後から効いてくる」
自己一致はスキルというより、
人としてどう在るか、という態度の問題
なのだと、改めて共有された時間でした。
▼ 同じテーマを語るからこそ、違いが見えてくる
全員が同じテーマで話したからこそ、
「そういう捉え方もあるんだ」
「自分はそこが引っかかっていたのか」
と、他者との違いを通して自分の感覚が浮かび上がる場面が多く見られました。
一言で定義できないテーマだからこそ、
対話を重ねる意味がある。
そんな実感を残して、研究会は終了しました。
▼ 次回は「リレーカウンセリング」へ
次回は、久しぶりにリレーカウンセリングを実施予定です。
一人のクライアントに対し、複数のカウンセラーがバトンをつなぎながら関わる実践形式。
「次は何番手をやりたいか」
「クライアント役をやってみたいか」
そんな希望も取り入れながら進めていく予定です。
年始一回目から、
考え、揺れ、言葉を探す対話の時間となりました。
また次回、それぞれがどんな状態で戻ってくるのか。
その続きを楽しみにしています。

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