今週の実践勉強会は、リレーカウンセリング形式でのトレーニング回でした。
「ちょっと短かったかな」という声もありつつ、実際に“流れ”が立ち上がっていく様子を見られたことで、学びの密度はかなり高かった印象です。
リレー形式の面白さは、同じクライアントに対して、関わる人が変わることで「表情」「反応」「気づき」が変化していくところ。
一人のカウンセラーが通して担当するのとは違い、場面ごとの役割が明確になりやすいのも特徴でした。
▼ ルーム1|「3人なのに、1人みたいな流れ」
ルーム1では、3人で交代しながら関わっているのに、違和感のないスムーズさが強く印象に残りました。
「局面ごとに役割が変わっていくのに、流れが途切れない」
「3人に対して、クライアントの表情がちゃんと変わっていくのが見えた」
初めて“30分のカウンセリングの流れ”を体感した参加者からも、
「表情の変化や、自己理解が進む“タイミング”が、流れの中で感じ取れた」
「ここで気づいたんだろうな、というポイントが見えた」
といった声があり、 『プロセスを“見る練習”』 としても有意義な回になりました。
▼ ルーム2|例え話は“効く”ことも、“ズレる”こともある
ルーム2では、印象的だったのが「例え(エピソード)」の扱いでした。
ある場面で、クライアントの世界を広げる意図で語られたエピソードがあり、結果的にはうまく進行を助けた一方で、
「ピタッと来なければ、話が別方向へ行ってしまう怖さもある」
「“良い例え”は効くけど、やりすぎると戸惑いの表情が出ることもある」
という学びも共有されました。
エピソードを語った側からは、こんな振り返りがありました。
「一般論に当てはめたくなくて、主婦あるあるの枠を外したかった」
「相手の“個別の思い”を引き出すための、別角度の投げかけだった」
「ただ、突飛だった自覚もある。離れたい気持ちが強すぎたかもしれない」
“枠に当てはめない”という優しさと、
“相手の世界から離れすぎない”という慎重さ。
そのバランスの難しさが、具体例を通して立ち上がった場面でした。
▼ 「一言」で流れが変わる瞬間
今回、複数の場で語られていたのが、最後の関わりで「流れがキュッと締まった」瞬間のことでした。
「急に話がまとまった感じがした」
「引っかかっていたものを、相手に“確認する”ことが大事だと分かった」
最終担当者の振り返りでは、
「ずっと話の流れの中で“欠けている部分”があると感じていた」
「自分のための話が続いていたけれど、逆に“人のため”が大事にされてきたのかもしれないと思った」
「そこを確認したかった」
というプロセスが明かされました。
“引っかかり”を握ったままにせず、言葉にして確かめる。
その一歩が、気づきの扉になることを、全員で目撃したような回でした。
▼ クライアント役の言葉が示してくれたこと
クライアント役からの率直なフィードバックも、学びとして大きかったです。
「一生懸命聴いてくれているのは伝わるけど、分かってもらえてない感じがあった」
「別の関わりでは、“何の話をしてるんやろう”となってしまった」
「最後の伝え返しで、ふっと気づけて、スッキリしたものが得られた」
“ストレートでありがたかった”というやりとりも含め、
この場が「安全に練習する場」になっていることが、改めて確認できた時間でもありました。
▼ リレー形式の価値|一人で全部やるより、練習が立ち上がる
リレーカウンセリングは、仕切り直しがある分、やる側にとっては準備がしやすい形式です。
トップバッターは関係構築。
2番手は主訴把握と情報収集。
3番手は自己探索を促して、気づきを言葉にする。
もちろんこれは一例ですが、役割が分かれることで、「今ここで何を練習するか」が明確になります。
「来週はこの順番をやってみたい」
そんな気持ちに火がついた方は、ぜひ立候補して参加してみてください。

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