一般社団法人PENSEE-パンセ-

「キャリアカウンセリング実践勉強会レポート:共感と共有が導く効果的な面談」

こんにちは。今回は、先日行われた勉強会の内容と、そこから得られた貴重な学びについてお伝えしたいと思います。
今回の勉強会では、「面談の方向性や問題を共有する」というテーマで、2週間にわたって実践的な練習を行いました。参加者の皆さんの熱心な取り組みから、多くの気づきが生まれました。
まず、印象的だったのは、共感の重要性です。ある参加者から「クライアントの言葉を要約して伝え返すことで、理解してもらえているという実感が湧いた」という感想がありました。これは、共感的理解がいかにラポール構築に重要かを示しています。
しかし、限られた時間内で効果的に共感し、問題の核心を捉えることは容易ではありません。そこで、次のようなアプローチが有効だと分かりました:

共感を積極的に使う:クライアントの感情に焦点を当て、その気持ちを理解しようとすることが、問題の本質により早くたどり着く近道になります。
都度都度の確認:クライアントの言葉を聞きながら、「このような気持ちでしょうか?」と確認を重ねることで、真の悩みや願望により早くアプローチできます。
感情を表す言葉に注目:特に来談目的において、状況よりも感情を表す言葉に注目することが重要です。

また、短時間での成果を出すことの重要性も再確認されました。与えられた時間が短ければ短いなりの成果を出す能力が、キャリアコンサルタントの実力を示す一つのバロメーターとなります。
参加者の皆さんからは、「共有のタイミングの難しさ」や「クライアントの言葉をどう拾い上げるか」といった課題も挙がりました。これらは、今後の勉強会でさらに深めていきたいテーマです。
キャリアカウンセリングは、単なる職業紹介や助言提供ではありません。クライアントの内面に寄り添い、自己理解を深めるサポートをすること。そして、その過程で気づきや変化を促すこと。これこそが私たちの役割です。

今回の勉強会を通じて、改めてキャリアカウンセリングの奥深さと、継続的な学びの重要性を感じました。これからも、実践的な学びの場を提供し、皆さんと共に成長していきたいと思います。
次回の勉強会では、アセスメントについて掘り下げていく予定です。特に、パーソナリティとキャラクターの違いなど、興味深いテーマを扱います。ぜひご期待ください。
最後になりましたが、熱心に参加してくださった皆さんに心から感謝申し上げます。今後とも、よりよいキャリアカウンセリングの実現に向けて、共に学び、成長していきましょう。

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