一般社団法人PENSEE-パンセ-

【代表ブログ21|前半】“夢”だけでは足りない? 〜エルクリエイト勉強会にて〜

こんにちは、PENSEE代表の松尾です。

今回は少し前の出来事になりますが、

エルクリエイトさんが主催する定例勉強会にお招きいただき、1時間ほど講師としてお話をさせていただきました。

▼「ブレない軸をつくる」がテーマ

この勉強会のテーマは、ずばり「ブレない軸をつくる」。

エルクリエイトさんの参加者は、企業勤めの方よりも、

フリーランスや個人事業主として活動されている女性が中心でした。

たとえばライターさん、司会業の方、デザイナーさん、クラフト作家さんなど——

それぞれの専門性を活かして、自分らしく働いている方が多い印象です。

そういった皆さんにとって、

自分の“軸”を持ち、それを言語化していくことはとても大切なテーマ。

でも、私がただのキャリアコンサルタントとして話すだけでは、他の講師でも成り立ちます。

そこで今回は、教育者・経営者・キャリアコンサルタントという複数の立場から得た視点を交えて、

“志”というキーワードを軸にお話しすることにしました。

▼夢と志は、似ているけれど違うもの

まずお伝えしたのは、「夢」と「志」の違いについて。

これは私が子どもたちにキャリア教育をする中でもよく話しているテーマです。

■夢とは?

夢とは、「なりたい自分」のこと。

たとえば…

プロ野球選手になりたい

お医者さんになりたい

経営者になりたい

お金持ちになりたい

こういった「自分がどうありたいか」という内向きのベクトルが夢です。

もちろん、夢を持つことは素晴らしいことですし、私も全力で応援したい。

ただ、夢には “ゴールがある” という特徴があります。

夢が叶えば「達成」、叶わなければ「夢が破れる」。

その後、何を目指していいか分からなくなってしまうこともあります。

■志とは?

一方で、志とは「夢のその先」にあるもの。

つまり、

「なりたい自分」を通じて、

世の中や誰かのために、どんな未来を実現したいのか?

…という、外向きのベクトルです。

たとえば:

「プロ野球選手になって、子どもたちに元気や希望を届けたい」

「お医者さんになって、世界中の医療格差をなくしたい」

「教育を通して、生きづらさを抱えた子どもたちの未来を変えたい」

このように、志には終わりがないんです。

▼志は「仲間を呼び、道を変えられる軸」

志のもうひとつの特徴は、“共感する仲間が集まる”ということ。

夢は基本的に「自分ひとりで頑張るもの」ですが、

志には、「私もそれに共感する」「一緒にやりたい」という人が自然と集まってくる。

たとえば、プロ野球選手を目指していたけれど、怪我で夢を諦めなければならなかったとします。

夢は失っても、「子どもたちを元気づけたい」という志があれば、

手段を変えて、また別の道から実現していくことができます。

つまり、夢は手段。志は目的。

志があるからこそ、どんな困難があっても、自分の人生の軸を持ち続けることができるんです。

▼次回は「志が人生を支える」話を

この「夢と志の違い」は、私がキャリア教育を通して子どもたちに最も伝えたいことのひとつです。

キャリアの軸は、「職業」や「学歴」ではありません。

自分がどんな人生を送りたいか

どんな人たちと、どんな未来をつくりたいか

…その根っこにある志こそが、ブレないキャリアの土台になっていきます。

後半では、実際にこの“志”があるとどんな良いことがあるのか、

どんなふうに人生や仕事に影響していくのかをお伝えしたいと思います。

次回「代表ブログ21|後半」もお楽しみに!

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