一般社団法人PENSEE-パンセ-

【地域の中学校でキャリア教育について対話:未来を生きる子どもたちに必要な力とは】

【地域の中学校でキャリア教育について対話:未来を生きる子どもたちに必要な力とは】

先日、枚方第四中学校にお招きいただき、今年度のキャリア教育担当の先生方とお話をする機会をいただきました。キャリア教育の本質や、激動の時代を生きる子どもたちに必要な力について、熱い対話の時間となりました。

■キャリアとは何か

まず、「キャリア」の概念について再確認しました。キャリアは単なる職業選択や進路決定だけでなく、自分の人生をどう切り開き、豊かに生きていくかという広い視点を含みます。そのため、キャリア教育も単なる進路指導にとどまらず、社会の中で自立し、自分の人生を描く力を育むものへと変化しています。

■予測不可能な時代を生きる力

AIや様々な技術革新により、職業の形態も大きく変わっていくでしょう。しかし、未来を正確に予測することは誰にもできません。だからこそ、子どもたちには、社会の変化を主体的に受け止め、自分の頭で考え、行動する力が求められます。

■必要なスキルと志

具体的には、以下のような力が重要になると考えられます:

  1. コミュニケーション能力:自分の思いを伝え、他者の思いを受け止める力
  2. 志を立てる力:社会の状況を踏まえ、自分のやりたいことを明確にする力
  3. 社会を知る力:現代社会の仕組みや課題を理解する力
  4. 自己理解:自分の強み、弱み、価値観を知る力

■多様性を認め合う社会へ

発達障害や特別な支援が必要な生徒のキャリア支援についても議論しました。コミュニケーションが苦手でも、自分の強みを活かせる職場は確実に増えています。多様性を尊重する企業の事例なども紹介しながら、一人ひとりの個性を活かせる社会の可能性について話し合いました。

また何かができなかったとしても、人のために動きたいと思える心や、人から愛される「愛され力」の大切さについても話題にあがりました。

■おわりに

今回の対話を通じて、キャリア教育の重要性を改めて認識しました。未来を担う子どもたちが、自分らしく豊かな人生を送れるよう、地域社会全体で支援していく必要があります。今後も、このような形で地域の教育に貢献できることを嬉しく思います。

私たち一般社団法人penseeは、今後もキャリア教育の支援を通じて、子どもたちの未来づくりに貢献していきます。

上部へスクロール