こんにちは。
今回から数回にわたって、企業がキャリアコンサルティング(以下キャリコン)を導入することのメリットについて、実際の事例を交えながらご紹介していきたいと思います。
第1回目のテーマは、企業にとって最も関心の高い「離職率の低下」についてです。
▼ 新卒3年以内の定着率“0%”から“100%”へ
ある中小企業(設備系)では、数年前まで新卒採用者の3年以内定着率が“0%”という状況が続いていました。
どれだけ丁寧に採用活動をしても、若手が続かない――。
そこで、キャリアコンサルタントを導入していただき、入社後すぐのフォロー面談や、定期的なキャリア面談をスタート。
結果、現在では「通常ルートの新卒者において離職率ゼロ」を実現しています。
※なお、特別な支援が必要な方の例は別途対応として、統計から除いています。
▼ 離職の“きっかけ”は、いつもミスコミュニケーション
私たちは現場で多くの離職ケースに接してきましたが、その多くは「ミスコミュニケーション」に起因していると感じています。
たとえば──
配属先が合っていない気がするけど、誰にも言えない
上司の期待と自分のやりたいことがズレている
相談しても、わかってもらえないと思ってしまう
こうしたモヤモヤが蓄積すると、「この仕事は向いていない」「ここに居ても意味がない」と思い込み、離職に至るのです。
▼ 1on1では掘り下げきれない“本音”
最近では、多くの企業が1on1面談を導入しています。
ですが、それだけでは限界があることも事実です。
なぜなら、
「マネージャーだからこの程度までしか話せない」
「これ以上は仕事と関係ないし…」
という無意識の“心理的限界ライン”を、多くの人が持っているからです。
ここを越えるためには、話を引き出す専門家=キャリアコンサルタントの存在が必要です。
▼ 専門家が“深く”聴き、組織に伝える
キャリアコンサルタントは、本人の価値観・背景・人生観にまでアプローチできる“対話のプロ”。
表面的な不満や悩みではなく、本質的なズレや葛藤の“芽”を早期にキャッチすることができます。
守秘義務に基づき個人を特定しない形で、組織全体への改善提案も可能です。
実際に、以下のようなフィードバックが活かされるケースもあります。
配属ミスマッチの構造的課題の特定
上司側の価値観やコミュニケーションの癖の見直し
従業員の“働く目的”と会社の期待とのギャップ整理
▼ “数百万の損失”を防ぐための、数万円の投資
採用・育成コストは年々上昇しています。
特に中途採用や新卒育成では、1人の離職が数百万円規模の損失になることもあります。
採用広告費
面接対応の工数
育成・OJTにかけた時間
退職による現場負担
これらのコストを“パー”にしないためにも、外部キャリコンの活用は有効な手段です。
導入コストも、離職による損失に比べればはるかに低コスト。それでいて、人材の定着と成長を同時に支えることができます。
▼ 離職を防ぐ“カギ”は「話せる場」の設計
キャリコン導入によって得られる最大の価値は、従業員が“本音で話せる場”を会社の中に作ることです。
「今の仕事が合っていない気がする」
「誰に相談したらいいか分からない」
そんな声を早期に拾い、整理し、必要に応じて組織に届けることで、離職の“前”に対応が可能になります。
▼ 次回は「人材育成の加速」について
今回は、キャリコン導入メリットの中でも多くの企業が抱える課題、「離職率低下」にフォーカスしました。
次回は、導入企業様からの声をもとに、「人材育成の加速」「モチベーション向上」など、社内の“成長促進効果”について掘り下げていきたいと思います。
PENSEEでは、企業規模・業種・課題に応じた柔軟なキャリア支援設計が可能です。
導入を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
この理念に賛同いただけるキャリアコンサルタント・カウンセラーの方々と共に協働していくため、「PENSEE俱楽部」という会員制度を設けております。詳しくはこちらをご覧ください。(https://x.gd/Uz1nF)
また、活動に関する情報は以下のチャンネルでも発信しております。ご興味のある方はぜひチェックしてください。
公式LINE:https://lin.ee/AfSWpmZ
Facebook:https://www.facebook.com/pensee.2012
note:https://note.com/pensee_/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UC4I32NusKpe1LPsOgB4YILw