こんにちは、一般社団法人PENSEEの代表です。
少し前の話になりますが、先日、PENSEEの会員の一人で大学で准教授を務めていらっしゃる方の研究に、私と他の会員2名が協力させていただく機会がありました。
まだ学会発表前のため詳しい内容はお伝えできませんが、今回は少しその取り組みについてご紹介したいと思います。
キャリアコンサルティングの「新しい分析のかたち」
この研究では、これまでの理論とは異なる切り口で、キャリアコンサルティングのプロセスや面談中のやり取りを分析するという、新たな試みがなされています。
私たちは実際にキャリアコンサルティングを実施し、その実例を題材として、研究分析が進められていく予定です。
現時点では詳細を控えますが、実践を通じて新しい視点や気づきを得ることができましたし、「こうした点は今の理論ではカバーしきれていないのでは?」という課題も見えてきました。
理論に頼りきらず、自ら問い続けることの意義
欧米の理論家たちが構築してきたキャリアカウンセリングやコンサルティングの枠組みは、現場に多くのヒントを与えてくれます。しかし、それで満足してしまっては、支援の幅も深さもそこで止まってしまいます。
今回の研究協力を通して、私は改めて「理論を学ぶ」ことと同時に、「理論を問い直す・深める」という姿勢の大切さを実感しました。
理論は実践によって磨かれ、実践は理論によって支えられる──この循環の中に、キャリア支援の進化があると感じています。
PENSEEとしてのこれからの在り方
PENSEEは、日々の現場支援に全力を注いでいる団体ではありますが、同時に「学び続ける組織」でありたいと考えています。
今回のように研究的な取り組みにも関わりながら、新しい視点を得て、実践に還元していく。その積み重ねが、これからのキャリアコンサルティングをつくっていくのではないでしょうか。
一人ひとりの支援の質を高めること。そして、キャリア支援そのものを進化させていくこと。その両方を大切にしながら、これからも挑戦を続けていきたいと思います。
※内容の関係上、詳細は控えさせていただきましたが、また発表可能な段階になりましたら改めてご報告いたします。

PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
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