一般社団法人PENSEE-パンセ-

10月5週目キャリアカウンセリング実践勉強会の振り返り

こんにちは
10月5週目のキャリアカウンセリング実践勉強会では、2級キャリアコンサルタント技能検定のエッセンスを学ぶ会として、構造的なアプローチを重視した内容で行われました。今回も多くの学びがあり、参加者同士のフィードバックを通じて実践力を高める場となりました。

カウンセリングにおける「構造化」の重要性

今回の勉強会では、問題やカウンセリング全体を「構造化」して捉える力に焦点があたっていました。参加者の皆さんは、ロールプレイを通じて、クライアントが提示する問題の背景や感情を整理し、構造的に把握することの重要性を学びました。このアプローチにより、カウンセリングが一貫した方向性を持ち、クライアントとの信頼関係を深める効果が期待できます。

フィードバックでは、「クライアントが抱える感情や問題の構造を見逃さずに整理することで、より的確なサポートが可能になる」という意見が多く聞かれました。特に、カウンセリングの進行中にクライアントの言動や感情に応じて柔軟に対応しつつも、全体の構造を意識し続ける重要性が共有されました。

見立てを共有するスキル:クライアントとの信頼構築の鍵

また、カウンセリングの進行において、クライアントに対して「今どの段階にいるか」「次にどこに向かうか」を明確に共有することが強調されました。これは、システマティックアプローチの一環で、カウンセラーがクライアントと目標や方針を確認し合いながら進めることで、双方にとって納得感のあるカウンセリングを実現する方法です。

参加者の一人は「クライアントが話す内容をただ聞くのではなく、カウンセリングの進行状況を確認し合うことで、クライアントの不安が軽減される」と感じたと述べていました。この「共有するスキル」が、カウンセリングの質を高める重要な要素であることが再認識されました。

クライアントの「気持ち」に寄り添いながらも冷静な視点を持つ

今回の勉強会では、参加者がロールプレイでクライアント役やカウンセラー役を務め、それぞれの視点からの気づきを共有しました。特に、クライアントの気持ちに寄り添うだけでなく、冷静に構造を見極める視点を持つことの大切さが強調されました。

ある参加者は「クライアントの感情に深く共感しながらも、全体の構造を意識することが大切だと感じた」と振り返っていて、寄り添いと分析力のバランスを意識する重要性が確認されました。このように、感情を受け止めつつ、全体の流れを整理する力がカウンセラーには求められることが改めて理解されました。

今後の予定と次回勉強会のお知らせ

次回の勉強会では、観察者(オブザーバー)としてカウンセリングを捉える力を磨く内容を予定しています。これは、カウンセリングの進行を客観的に観察し、問題の構造やカウンセラーの対応を分析するスキルを高めるためのものです。こうしたオブザーバーとしての学びを深めることで、カウンセリングの質をさらに向上させることが期待されます。

さらに、11月2週目には傾聴ボランティアとしての経験談もお聞きする予定です。実際に傾聴を実践している方からのお話を通じて、キャリアカウンセリングと傾聴の違いや共通点について学ぶ貴重な機会となります。ご興味のある方はぜひご参加ください!


このように、10月5週目の勉強会も多くの学びを得る場となりました。キャリアカウンセリングに必要なスキルを身につけたい方は、次回の勉強会にぜひご参加ください。お申し込みや詳細については事務局までお気軽にお問い合わせください。皆様と一緒に学べることを楽しみにしています!

PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
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