こんにちは!
11月3週目のキャリアカウンセリング実践勉強会も、大変充実した時間となりました。今回は、カウンセリングプロセスの基礎を再確認しながら、構造的な捉え方を練習し、カウンセラーとしての成長を目指す内容で行われました。
カウンセリングプロセスを構造的に理解する
今回のテーマは、「カウンセリングプロセスの構造的理解」でした。勉強会では、キャリアカウンセリングにおける各段階を階段状に図示したプロセス図を活用し、カウンセリングの進行を分析する力を養いました。この図は、ラポール構築から自己探索支援、問題へのアプローチ、行動支援までを段階的に示したもので、以下のポイントが強調されました:
- ラポール構築:安心感を与え、クライアントが自由に話せる環境を整える。
- 信頼感の構築:クライアントに「理解されている」と感じてもらうこと。
- 問題へのアプローチ:適切な問いかけやフィードバックを通じて課題を深掘りする。
- 行動支援:具体的な解決策を提案し、行動に移すサポートを行う。
これらの段階は、一つひとつ積み上げる必要があり、飛ばして進むことはできないことが繰り返し強調されました。参加者たちは、自分のカウンセリングがどの段階にあるかを振り返りながら、次に必要なスキルや関わり方について考えました。
ロールプレイを通じた実践練習
今回の勉強会では、ロールプレイを通じて、カウンセリングの進行を構造的に分析する練習が行われました。クライアント役とカウンセラー役を交互に体験することで、それぞれの視点からカウンセリングの課題や改善点を学ぶことができました。
特に印象的だったのは、「カタルシス効果」をテーマにした場面です。クライアントが感情を吐き出す場面では、カウンセラーが焦らずに頷きや相槌、復唱を使って受け止めることが重要であると再確認されました。これにより、クライアントが安心感を得て次の段階に進む準備が整うことが分かりました。
また、参加者のフィードバックからは、「自分のカウンセリングが特定の段階で止まっていることに気づいた」という声が多く聞かれ、構造的な捉え方がスキルアップに繋がることが実感されました。
フィードバックの重要性
勉強会では、ロールプレイ後のフィードバックも充実していました。参加者同士で「どの段階が効果的だったか」「不足していた部分はどこか」を共有し合い、それぞれのカウンセリングスキルを磨く機会となりました。フィードバックを構造的に行うことで、自分自身や他者のカウンセリングを客観的に分析し、成長のヒントを得ることができます。
ある参加者は、「プロセス図を用いてフィードバックをもらうことで、自分の課題が明確になった」と感想を述べており、このアプローチの有効性が改めて確認されました。
次回の勉強会のお知らせ
次回も、今回と同じようにカウンセリングプロセスの構造的な捉え方をテーマにした内容を予定しています。ロールプレイを中心に進行し、さらに深い分析力を養う練習を行います。初めての方でも安心して参加できる内容となっていますので、ぜひお気軽にご参加ください!
キャリアカウンセリングのスキルを向上させたい方、この貴重な学びの場で新たな気づきを得てみませんか?皆様と次回の勉強会でお会いできることを楽しみにしています。お申し込みや詳細については、事務局までお気軽にお問い合わせください。
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