一般社団法人PENSEE-パンセ-

9月の傾聴ワークショップを振り返って

9月に開催されたPENSEEの傾聴ワークショップでは、前回のワークショップに参加した方々だけでなく、新たな顔ぶれも加わり、さらに多様な視点が交わる場となりました。今回のワークショップでは、特に「自分の気持ちに気づく力」をテーマに、参加者それぞれがどのように自身と向き合っているのかを探る内容でした。

参加者の中には、自分の置かれている状況や日常生活で抱えている課題に対して、改めて傾聴を通して新しい視点を得た方も多くいらっしゃいました。ある方は、「普段、自分の考えにばかり集中してしまいがちだけれど、他の人の話を聞くことで、改めて自分の考えを客観的に捉えることができた」と話しており、ワークショップが自己反省と成長のきっかけとなったことがうかがえます。

今回特に印象的だったのは、参加者が話す内容が具体的で、職場や家庭といった個々の環境に即した話題が多く取り上げられたことです。たとえば、仕事の中で他者の意見をどのように受け入れるかというテーマがあり、「ただ聞くだけではなく、相手の背景や感情を考えながら聞くことが大切だ」という意見が共有されました。また、家庭内でのコミュニケーションにおいても、親子間の対話やパートナーとの対話で傾聴を意識することで、関係性が改善される可能性について話し合われました。

参加者の声の中でも、「このワークショップの場は安心できる空間で、普段言えないことを話せるし、周りの人たちも真剣に耳を傾けてくれる」という意見が印象的でした。多くの方が、この安全で支え合う環境の中で、自分の気持ちを整理し、自分自身や他者への理解を深めていました。

また、今回のワークショップでは、単に聞く技術を学ぶだけではなく、参加者同士が互いにフィードバックを与え合う時間も設けられました。その結果、自分の中で思っていたことを声に出し、他者からの意見を受けることで、自分の感情や考えがより明確になったという声も多く寄せられました。自分の考えを言葉にすることの難しさを感じつつも、他の参加者のフィードバックを通じて、普段は気づけない新しい視点を得られるのは、ワークショップならではの魅力だと言えるでしょう。

9月のワークショップは、多くの気づきと深い対話をもたらし、参加者それぞれにとって大きな意味を持つ時間となりました。このような場を通じて、傾聴の重要性を実感し、日々の生活や仕事においてどのように活かしていくかを考えることができたのではないでしょうか。

PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
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