6月第3週のキャリアカウンセリング実践勉強会では、参加者が少人数ながらも深い対話を重ねる時間となりました。今回のテーマは特定の技法や実技というよりも、会員同士の「対話を通じた気づき」が中心。まさに「キャリアカウンセラーである前に、一人の人として何を大事にしているのか」を見つめ直す時間だったように思います。
▼対話を通じて得られたそれぞれの気づき
今回の勉強会では、以下のような印象的な言葉が交わされました。
「自分の悩みって、どこで話してる?」
ある参加者がふと投げかけたこの一言から、自分の話をする機会の大切さに気づかされる場面がありました。普段、誰かの話を聴く立場であるキャリアコンサルタントが「自分自身のことを話せる場」がいかに貴重であるか、あらためて共有されました。
「話を聞くことは、どんな現場でも基本になる」
分野や職種を超えて、共通して大切にしたい「傾聴の姿勢」。参加者それぞれが、職場や日常で感じている「聴くことの難しさと価値」について語り合いました。
「異なる世代や業界の話に触れることが刺激になる」
対話を通じて、自分とは異なる年齢・背景・価値観に出会い、自分の視野が広がる瞬間があるという声も。体験参加の方からも「普段聞けないような話に触れられて楽しかった」という感想が寄せられました。
▼実技や理論とどうつながるのか?
今回はロープレや技術的な練習は行っていませんが、「対話そのものが自分の土台を整える」という意味では、まさに実践の一環とも言えます。
他者の語りに触れて、自分自身のキャリアのあり方を省みる
多様な視点に触れることで、支援の幅が広がる
安心して語れる場があることで、日々の実践に余裕が生まれる
こうした気づきが、結果としてクライアントへのかかわりにも良い影響を与えていくことをあらためて感じる時間でした。
▼今後のご案内
来月(7月)は、”半年に一度の対面ワークショップ(大阪開催)”を予定しています。普段はオンラインでつながることの多い会員同士が、リアルの場で集い、対話し、互いの温度感を直接感じられる貴重な機会です。ぜひご都合あえばご参加ください。
また8月以降は、より多くの方が参加しやすくなるように、曜日や時間帯を変えて開催する予定です。ご案内をお待ちください。
▼最後に
今回も、誰かの答えを探すというよりは、「わたしはどうしたいか」「どうありたいか」をそれぞれが見つめ直すような時間でした。こうした柔らかな対話の場を、これからも大切に育てていきたいと思います。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

PENSEEは、「傾聴のかかわり」を通して、全ての人々が輝いた人生を歩める社会を「創造」し、永続的に「発展」させ、将来世代へ「継承」することを理念とした一般社団法人です。
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