一般社団法人PENSEE-パンセ-

キャリアコンサルティング導入のメリット④経営課題を“本質”から明確にする

企業内キャリアコンサルティング導入のメリットシリーズ、第4回です。

これまで、

離職率の低下

従業員の成長促進

働く意味と人生目的の重なり

についてお話してきました。

今回は少し視点を変えて、経営者目線でのメリットについてお伝えします。

▼経営者の仕事は「課題と向き合い続けること」

私自身も2社を経営していますが、経営とは毎日課題と向き合う仕事です。

市場環境の変化

売上や利益の問題

人材育成

社内の関係性

モチベーションの低下

ミスの連発

大小さまざまな課題に対して、判断し、方向性を示す。

これが経営者の役割だと思っています。

▼なぜ施策が「うまく機能しない」のか?

多くの企業が、社内課題に対してさまざまな施策を打っています。

目安箱の設置

1on1面談

社内イベント

評価制度の見直し

しかし、それらが必ずしも十分に機能しているとは限りません。

なぜでしょうか?

答えはシンプルです。

表層的な出来事にしかアプローチできていないから。

▼社員自身も「本当の原因」を分かっていない

人は、自分の不満や違和感の“現象”は分かっていても、

その根本原因までは理解できていないことが多いのです。

なぜモチベーションが下がっているのか

なぜ不満が溜まっているのか

なぜ関係性が悪化しているのか

これらは、本人でさえ言語化できていないケースがほとんどです。

1on1や目安箱では、

「本人が自覚している範囲」しか拾えません。

そのため、施策を打っても一時的な改善にとどまり、

別の問題がまた浮上してくる。

これはよくある構図です。

▼キャリアコンサルタントができること

私たちキャリアコンサルタントは、

人の内面・主観的世界に踏み込む専門家です。

対話を通じて、

潜在的なニーズ

無自覚な不一致

本当は言葉になっていない違和感

を丁寧に掘り下げていきます。

全従業員面談を実施している企業では、

社員の傾向

組織に漂う空気感

共通して現れている根本要因

が見えてきます。

守秘義務がありますので個人名は出せませんが、

「今、組織ではこういう状態が起きています」

「その背景には、こういう根本要因があります」

という形で、経営課題の本質を可視化することができます。

▼経営者と伴走する

さらに私たちは、

課題の明確化だけでなく

その課題にどう向き合うか

どの順番で施策を打つか

経営者としてどう関わるか

というところまで伴走します。

いわば、

従業員向けキャリアコンサルティング × 経営者向けコンサルティング

の両輪で支援する形です。

▼「打つ手を間違えない」ために

経営において怖いのは、

間違った課題認識のまま施策を打つことです。

根本原因を捉えずに対処療法を続けると、

コストだけが増え

現場は疲弊し

経営者はさらに悩む

という負の循環に入ります。

企業内キャリアコンサルティングは、

組織の“見えない部分”を可視化し、

経営判断の精度を高める仕組み

とも言えます。

▼経営課題を本質から見直したい方へ

もし今、

施策を打っても効果が見えない

社員の本音が見えない

何かが噛み合っていない感覚がある

そう感じていらっしゃるなら、

一度、外部の視点を入れてみることをおすすめします。

経営課題を「人」の側面から捉え直すことで、

まったく違う景色が見えてくるかもしれません。

次回は、さらに別の観点から

企業内キャリアコンサルティングの可能性についてお話しします。

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